フータロも悩めます。

犬でも悩むことあるんすよ。わんわん。

9月から学校ヤメます。3

こんにちは、フータロです。

毎回こんにちはで登場してますが、ブログは夜に書いてるので、こんばんは、ですよね。でもこれって大学生になってアルバイトを始めて驚いたことの一つなんですが、社会では時間に関係なく「おはようございます」なんですよね。初めて夜勤のアルバイトを経験した時に、先輩から指摘されて、「ほう、なるほどな」と思いました。仕事のはじまりが1日の始まりってことなんですかね?何だか社会ってすごいとこだなあって感じました。笑

たぶん自分が夜働くようになってから、世の中には夜働く人もいるんだなあと実感しました。何というか、軽く世間知らずですよね。笑

でもコンビニもろくにない、夜は9割方の人が寝静まるような田舎から出てきた身としては、いわば都会という場所を特徴づける出来事でしたね。


まあここでは「こんにちは」で通していますが、それは、「こんばんは」って何となくあまり好きじゃないし、「おはようございます」だと仕事になっちゃう(これ、仕事じゃないですもんね)気がするので、まあこんにちはが無難かな、というだけの理由です。夜に言う「こんにちは」も嫌いじゃないですね僕は。


はい、どうでもいいお話、失礼しました。


前回は、僕が「家族公認の不登校」になったというお話でした。その続きを書いてみたいと思います。あ、この体験を書いていて思ったんです。僕の記憶力の問題だと思うんですが、この頃のこと、結構忘れてるもんだなと。笑

まあ普段から都合の悪いことはすぐ忘れてるので、その一種なのかもしれませんね…。ですが印象的な出来事は覚えてるので、ほぼ嘘は書いてないと…思います…。

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3日間の引きこもり期間を経て、僕は堂々と?不登校になりました。ですが、理由だけは話したくなかったですね。なんでか。カッコ悪いからです。親に、イジメっぽいことされて学校行くのが嫌だとか、言いたくないですよ…。その気持ちを知ってか知らずか、両親は最初のうち全く理由を尋ねませんでした。まあ以前からたまに明らかな仮病を使って休んでいたので、うすうす感づいていたのかも知れませんね。ですが、その時は理由を聞かれないのがありがたかったです。


そのうち、担任や顧問から家に電話がかかってくるようになりました。さすがにこれはおかしいと思ったんでしょうね。でも、僕は電話に出ることを頑なに拒否しました。何となく信用できなかったから。担任や顧問はその時までほとんど何もアクションを起こしてくれませんでした。まあ、両親と同じく気付かれないようにしていたので当然といえば当然なんですが、正直気付いて欲しかったですね。何を今さら…とそういう思いでしたので、話しても無駄だと思いました。しかも、学校来いよって言われるの分かってましたからね。なので、電話は全て母が対応してくれました。


しばらくして、親しい友人からも電話がかかってくるようになりました。それにはさすがに出ました。もちろん、まず母が電話に出てから、ですが。当時は夜電話がかかってくるごとにビクビクしていて、電話恐怖症みたいになってたので…。友人からの電話はありがたい反面、何だか申し訳ないな…という気分になりました。みんな、やっぱり学校に来いよって言うので、ちょっと気も重くなりましたし…。でも、学校にも味方はいるんだなと、安堵した記憶があります。


さらに、チームメイトからも電話がかかってくるようになりました。最初は主将から(当時、すでに3年生が引退してたので、主将も同じクラスでした)。これにはちょっと、嫌な思いになりましたね…。お前ら、傍観者だったり、結構攻撃してきた奴らじゃん…と何が何だか分からなくなりました。実際、本人たちは僕を攻撃している自覚がなかったのかも知れません。それは往々にしてよくあることなんだよな、と今では思えます。ですが、当時は自分の身を守るのに精一杯だったので、反発しかありませんでした。


あ、僕がチームメイトからされてきたこと、あまり書いてなかった気がします。思い出したくないし、記憶から消してる部分が多いんですが、殴られたりとか、物理的な攻撃じゃないんですよね。主に、精神的な攻撃で、彼らは僕のライフポイントを削ってくれました。

最初のうちは良かったんですよ。というか、最初は結構仲良くやってました。むしろ、僕が誰かを攻撃する側に立っていたとも言えます。小学校のチームメイトがいたという話しはしましたよね?あろうことか、僕は彼を攻撃していました。野球部に入ってわりと早い段階から、彼はチームメイトの攻撃のターゲットになりました。理由は、体型です。ちょっと太っていて、色白だったんですよね。でも、普通ですよ。僕は彼が、チームメイトから「白豚」と言われるのを聞いて初めて、まあ確かにちょっと太ってるけどなあ、と思ったくらいでした。彼は1ヶ月ほどの間、そんな「口撃」を受けていました。僕はそれを、傍観しました。彼から明示的にも黙示的にも、助けて欲しいというかサインはありませんでした。それをいいことに、僕は傍観者を貫きました。

でも、彼は野球のセンスがありました(っていうと、努力してなかったみたいに聞こえるかも知れませんが、とても努力家でした。少なくとも野球に関しては)。少なくとも僕よりは。それが、顧問や先輩やチームメイトに認められてきたんですね。後に、彼は僕を攻撃する側に回ります。僕は、彼から攻撃されても、それは受け入れなければいけないんだ、と思っていました。彼からすれば、僕は親友を見捨てた奴なんですから。彼がそう思っていたかは分かりませんが、僕は、彼に助けを求める権利はないと思ってました。僕は傍観者になったことを、今でも後悔しています。


しばらくして、能力も低くて、ノリも悪い僕が攻撃の対象になりました。僕はメガネをかけてたので、メガネ、と呼ばれるようになりました。なぜかは分かりませんが、唾を吐きかけられます。理由なんてないんでしょうけど…。ミスをすると、罵倒される。練習している姿を、笑われる。以前も書いたように、下校途中の買い物がバレて、部員全員の前で涙を流して謝ると、辞めろ、と罵倒される。喋り方や髪型を、馬鹿にされる。

これらがひどい「イジメ」なのかどうか、自分にも原因があったのかどうか、それは今となっては分かりません。それに、今ではどうでもいいことです。ですが、それらが原因で僕は不登校になりました。

また、これらのチームメイトの半数が同じクラスだったので、教室内でも似たような感じでしたね。


長くなりましたが、そんな彼らが、学校来ねーの?とか言うんですよ。分からん、って言うしかなかったです。行くとも、行かないとも言う気になりませんでした。いま思えば、顧問から言われて電話しただけなのかも知れません。しばらくして、チームメイトから電話は来なくなりました。


次にアクションを起こしたのは母親でした。担任や友人たちからの電話がひと段落してきた頃、母親が仕事を休んだ時がありました。たぶん、僕と話をするためだったんでしょうね。お昼どき、母はと向かい合って話をしました。母は、1人のチームメイトの名前を挙げました。もっとも僕を「口撃」していたチームメイトでした。「こいつがあんたをやったの?」、と聞かれました。僕はなんで知っているんだろう?と、思いましたが、それと同時に涙が出てきました。ああ、やっと分かってくれた。そんな気分でした。僕は、母に全てを話しました。この時すでに、母は学校に乗り込んでいたようです。もともと、気が早くて勝ち気な母だったので、担任や顧問からいろいろ聞き出していたんですね。

僕の話を、母は静かに聞いてくれました。全てを話し終わると母は、「辛かったね、あんたが行きたくなかったら学校には行かなくていいから」と、言いました。これは嬉しかったですねえ。安心しました。両親といえども、なかなかできることじゃないですよ。狭い田舎なので世間体もありますし、成績は?高校は?なんて、不安要素だらけですから。でも、分かってくれた。それだけで僕は幸せでした。


しかし、不登校は僕だけの問題で終わりませんでした。僕の弟は当時1年生で、同じ野球部でした。そして、同じ学校の同じ部活に、不登校になった兄がいます。僕です。

お分かりになるかも知れませんが、僕が不登校を始めてから3ヶ月後、弟も学校に行かなくなりました。当然といえば当然です。環境が悪すぎますよ。でも当時の僕からすると、弟の不登校は意外でした。確かに僕は「口撃」を受けていましたが、弟も見ている手前、それを受け流す術も心得ていました。つまり、「いじられキャラ」として、弟の目に映るようにしていました。おどけていて、わざとアホなことをしたり、そういったキャラを演じていれば、少なくとも「イジメられている兄」ではなく、「イジられている兄」でいることができました。なので弟はおそらく、僕が不登校になって初めて、僕が「イジメられていた」ことを認識したんじゃないかなと思います。

何はともあれ、我が家は一家に不登校の兄弟が2人いる、という状況になりました。僕が中学2年の12月のことでした。

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はい、今回はこんな感じです。

ちょっと補足しておくと、僕は3人兄妹です。弟の他に、さらに妹がいます。もう3人とも成人して、たまーに飲みに行ったりもするんですが、みんな意識してかしらずか、この時期の話題は避けてますね。笑

というか、あまり昔話をしません。両親もその傾向があります。みんなそれぞれ、生きるのに必死で思うことも色々あったと思うので、一度だけでも、当時どんなことを思っていたのか話してみたいですねえ。もちろん、僕も話しにくい話ではあるんですが…。笑

でも、兄弟が不登校になるって普通のことなんですかねえ?あまり聞いたことないんですが、歳が1つ違いと、近かったのも原因かも知れませんね。歳が離れていれば、少しは気にしないような気もします。僕には分かりませんが。笑


というわけで、続きはまた次回書きます。長くてとりとめのない話、今回も読んでくださった方には感謝しています。


それでは、また。